側転の指導」 −わしら同志会の体育実践− 

同志会では、側転をふくむ連続技をマット運動で教える内容としています。
以下の流れで、側転を完成していきます。
※これは、同志会の一般的な側転の系統性ではありません。奈良ブロックで今考えている系統性です。


☆なぜ.側転なのか?
・ダイナミックで見栄えのする技である。
・系統的に指導すれば容易にみんなが到達できる。
・ホップ側転、ロンダートなどの技への発展性がある。
・連続技の中核をなす技として有効。

☆側転の技術指導の系統性
@ ライオンさんが「ガォー」 ・側転には、自分のやりやすい方向があるので、側転の方向を決めるのに「ライオンさんがガォー」は有効です。
・「ガォー」でしっかり両手を挙げ胸を開きます。
(側転の始まりの動作に繋がります。)
A ゾウさん(とびばこで) 「足−手−手−足−足」の呪文
@順番をおぼえる。(跳び箱に手型・足型をおいて)
Aできてきたら手足の体重移動
Bはじめの足の振り上げ
C2番目の足の振り上げ

※体重移動と、手足の交互動作が複合された運動のため、いきなりゾウさんは、むずかしいようです。そのために跳び箱を使ったところから始めます。

B ゾウさん ・はじめは、最初のふりあげ足を意識させます。
・手に体重が乗ってきたら、後の足のふりあげを意識させます。
(C) おおまたあるき前転(はぶいてもかまいません) ・高い所から低い所へ視線を移すこと に慣らせます。
・足の振り上げの意識(足を振り上げたときにアゴをあげる。)

※足の振り上げを意識させるのには有効ですが、後の前転が上手に出来ないために、背中から落ちる子どももいます。ここははぶいても良いと考えています。
D ゾウさん2(横向きゾウさん) 「足ー手ー手ー足ー足」の順番
・足の着く位置を変えて、横を向きます。
・今度は手の着き方を変えます。
E ゾウさん3
・手型、足型を置いて、着地する足の位置を変えて行き、直線に近づけていきます。

・横向きに手を着かないように注意します。そのためには、はじめの@の足をまっすぐ向けるように指示します。
F 側転

・「ガォー」のポーズをしっかりとる。

・はじめの足をしっかり振り上げる。

・さいごまで手を見ておく。

 

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